かたは塾ブログ

ご家庭で過ごす不登校のお子様、保護者の方向けです

【おすすめ本】不適合ガール

※この記事は、不登校の中学生・高校生・保護者の方に向けて書いています※

 

先日、エッセイを献本いただきました。著者のかわにしみきさんは、YouTubeで美容の動画をメインに投稿されているそうです。

 

 

「しかし、なぜうちにYouTuberから本が届くのだ?」と不思議に思っていたら、彼女は学生時代に不登校を経験されたとのこと。

なかなか刺激的なタイトルに、手にした時は「おぉ…」と一瞬ひるんだのですが…スタッフで一読して、とても良かったのでブログでも紹介します。

 

 

【目次】 ※不登校については【extra】の中で書かれています※

 

1心をラクにする 不適合ガールの「マインド論」

 2コンプレックスを味方につける 不適合ガールの「自分磨き論」

 3“楽しい”をエネルギーにする 不適合ガールの「仕事論」

【extra】不適合ガールがYouTuber「かわにしみき」になるまでの半生 

【 special】かわにしみきにきく!みんなのお悩みQ&A 

 

 

 【おすすめポイント①】優しい語り口調 

啓発本にありがちな押し付けがましさを感じない、とても優しい語り口調です。例えるなら…親戚のお姉さんと話をしているような感じでしょうか。

 

  【おすすめポイント②】ちょうど良い文量 

何か悩みを抱えていたり、疲れている時、あまり長い文章が読めない時もありますよね。この本は、文量がちょうど良いので、一気に読むことができます。目次を見て、気になる所から少しずつ選んで読むのもおすすめです。

 

【おすすめポイント③】何より前向きな気持ちになれる 

 

ーたくさん後ろ指を指されて、無理やり一般社会の正解に合わせようとした時期もあったけど、本当は「正しい答え」なんてどこにもないんだと思います。(青字部分書籍より抜粋)

 

個人的には、このフレーズに一番共感しました。そう、生き方って本当に正解がないと思います。私達それぞれが、自分で考えながら道を作っていくしかない。だからこそ、迷ったり悩んだりするのでしょうね。

この本は、そんな迷いや悩みを「恥ずかしいもの」として考えるのではなく、「受け入れて、前向きなエネルギーに変える」ためのヒントがたくさん書かれていますよ。

 

 

これから社会に羽ばたく、中学2年〜高校生位の年齢層におすすめですが、仕事論など、社会人が読んでもためになるコンテンツが含まれていると思います。

【不登校初期】「なぜ、学校に行かないの」

※この記事は、不登校のお子様と過ごす大人の方に向けて書いています※

 

 

全国的には涼しい地域の長野県ですが、ここ数日は、日差しが強くて暑〜い日が続いています。

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朝、夕はまあまあ涼しいんですけどね…

 

今日は、タイトルにもある

不登校初期の、「なぜ、学校に行かないの」という問いかけ

について考えてみようと思います。

 

 

かたは塾では、お子様本人から「聞いてほしい」「一緒に理由を考えたい」と発声がない限り、「なぜ、学校に行かないの」とたずねることはしません。

 

それはなぜか。

 

【理由1】本人にも、なぜだか分からない場合が多い  

 

特に最近の傾向として

 

学校が合わない、お友達とケンカをした、先生と合わない、勉強についていけない、風邪で数日休んだら行きにくくなった…

 

など、はっきりと理由を自分で分かっていて、周りに言葉で伝えられるケースは非常にまれです。自分自身でも理由が分からない場合、色々な理由が複合的にからみ合っていて一言で言えない場合、聞かれても答えに困ってしまい、とりあえずその場しのぎの理由を考えたり、「周りと同じことができない自分はだめだ」とさらに悩んでしまうことになります。

 

 

【理由2】なぜ、という言葉には否定のニュアンスがある 

 

昔、何かで読んだのですが(どこで読んだか思い出せずにすみません…)、筆者の文章の中に、とても共感できる言葉がありました(以下、青字の部分)。

 

人は、その状況を良くないと思う時に、「なぜ、○○ではないのか、○○しないのか」という問いかけが出る

 

たしかに、毎日学校に行っている子どもに、「なぜ毎日学校に行っているの?」とは聞かないですよね。

 

「なぜ学校に行かないの?」という問いかけは、少なからず、本人にとって学校に行っていないことを(行っていない自分自身を)否定されていると感じさせてしまうと思います。

 

 

【最後に】理由探しより、おすすめは日々を充実させること 

 

たとえ周りに「なぜ?」と聞かれなくても、それでも本人は、「なぜだろう?」と考えてしまうことが多いようです。

 

本人が、少し煮詰まってきているなあ…と感じたら、「なぜ?」を一度横に置いて、少し違うことに目を向けられるように促してみましょう。

 

ゆっくりお茶を飲みながら話をしたり、お出かけをしたり(最近はコロナ対策でなかなか難しいですが…)、映画、読書、家庭菜園…好きで、興味の持てることであれば何でも良いと思います。

 

学校に行く・行かないも含め、じっくり考えることは時に必要ですが、まずは本人が元気に、日々の生活を楽しめることが一番です。

 

 

 

【高校受験】最初に考えること

※この記事は、不登校の中学生・保護者の方に向けて書いています※

 

 

6月に入ってから、長野県でもジメジメとした日が多くなりました。

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カエルも雨宿り

 

 年度変わりや連休明けのバタバタが少し落ち着いてくるこの時期、高校受験に関して中3生からのお問い合わせが多くなります。

 

いざ3年生になっても、まだどうしたいか分からない。学校に行っていないし、高校どうしよう…

 

心配になりますよね。

 

でも、この時期からきちんと対策を始めれば、必要以上にあせることはありません!

 

まずは、高校でどんな生活を送りたいのかイメージをふくらませましょう。

 

毎日学校に通いたい・通いたくない、近くにある学校がいい・遠くにある学校がいい、友達を作りたい、部活に入りたい、アルバイトをしたい、可愛い制服を着たい、勉強を頑張りたい…

 

 

どんなことでもいいんです。できれば3〜5個、「そんなに思いつかないよー」という人は、これだけはゆずれない1個でも大丈夫です。難しく考えずに、まずはイメージしてみましょう。思いついたことをメモしておくと、後で考えをまとめるときに役立ちますよ!

 

 

あわてず、ゆっくり、イメージをふくらませながら、次は情報を集めていきましょう。このブログの中でも、少しずつ発信していきますので、良かったら参考にして下さいね。